白釉タイル

第3回『 駄駄の会 』

出展者3名による小さなイベントのお知らせです。
ギャラリーの空間を3つに区切って骨董品の展示即売会を行います。

当店は硝子棚を搬び入れて小品趣味のものや形と色のものなど30点程準備しています。

会期中どなたでもご覧頂けます。
どうぞ御出で下さい。

第3回『 駄駄の会 』
2023年12月2日( 土 )11:00 – 18:00
2023年12月3日( 日 )11:00 – 17:00

出店
古美術 猫
高谷
南方美術店

会場 荻窪ギャラリー
東京都杉並区天沼2-5-8( 荻窪駅北口徒歩6分 )
※初日のみ朝9:00より整理券を配布いたします。

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05
白釉タイル
スペイン 18 – 19世紀
7.7 – 7.7 cm

小さな四方形タイルです。紅の斑が透けて見えて、一部に砂州のような形に剥離した露胎部分が見えます。全体の一部の断片ではありますが、ひとつ手元に置いておきたくなるような小品です。

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駄駄の会にてどうぞご覧下さい。

西欧白釉カップ

古美術展示即売会『 あなぐり』

古美術商7名による展示即売会のお知らせです。

公式Instagramアカウント内では各出店者の商品紹介が始まっています。( @anaguri8 )
会期中どなたでもご覧頂けます。

どうぞ御出で下さい。

2023年12月16日( 土 )11:00 – 18:00
17日( 日 )11:00 – 17:00
BOOTLEG gallery( 東京・神楽坂 )
東京都新宿区改代町40

出店
うまのほね
花元
逆光
志村道具店
トトトト
鳥声
南方美術店

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05.
西欧白釉カップ
フランス / スペイン
19 – 20世紀
径 5.0 〜 10.5 cm

さまざまな形の白釉カップです。この他にもいくつかあります。どれも愛着しかなく述語的には語り得ぬものです。一客に補修があります。

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あなぐりにてどうぞご覧下さい。

鉄製 焚火台

展示会出品商品のご案内です。

鉄製 焚火台
ヨーロッパ
18世紀
高 33 cm

暖炉のなかに据えて薪を焚べるための西欧の焚火台です。鉄板を半環の形に曲げ、格子を通した脚と接合して形を整え、安定した、動かぬ姿の台としています。一服の煙草とともに暖をとる暮らしを想像することの出来る味わい深い道具です。

会場にてご覧下さい。

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古美術展示即売会 「 ぷちぐり 」

日時 : 2022年1月29日( 土 )- 2月13日( 日 )13:00 – 18:00( 最終日のみ16時まで )
会期中休業日 1 . 2 . 3 . 7 . 8 . 9日
※. 初日( 1/30 )、二日目( 1/31 )在廊予定です。( 在廊日については各出展者ごとにご確認下さい )

会場 : toripie( @toripie.gallery )
京都市左京区二条通川端東入ル新先斗町133 サンシャイン鴨川102
京阪電鉄 三条駅 12番出口 徒歩6分
075-757-2242

出展者
書肆逆光
トトトト
toripie
南方美術店

初日のみ朝10時より整理券を配布します。
ご入場に際しては混雑時、入場制限を行う場合があります。

「通販について」
30日 (日) の営業終了時点で残っている物に関しましては、通販を承ります。
尚、事前予約も可能とした上で先着順とさせていただきますので、通販をご検討の場合は各店へお早めにご相談ください。

デルフト筒盃

デルフト筒盃 / 御売約( sold )-
⌀ 6.1 cm – H 6 cm
オランダ 16 世紀

かぼちゃのパイを焼き始めた17世紀より以前に焼かれたオランダの軟陶です。比較的に焼き締まった胎土に橙色の雑釉を粗っぽく掛けた筒型陶器、形の歪みにも美妙なバランスを発揮しています。土臭があり酒器には臭いを抜く手間が必要です。水漏れはありません。

メールによるご注文こちらから」
別途送料600円、振込手数料がかかります。

白釉大皿( イタリア 18世紀 )

四彩の手慣れた文様が額( ひたい )からぶら下がるような恰好で絵付けされたもので、絵と余白とのバランスによって肌の美しさの利いた素晴らしい西欧陶器の大皿に出合えました。

資料にあるように、マジョリカ陶器には"貴族の紋章"を付した食器一式が博物館のコレクションとして収蔵されており、紋章は注文品に見られる特徴のひとつとしても記載されています。余り詳しい分野ではありませんが、本品もそのような類のものでしょうか。フレンチ・ファイアンスとの区別が難しいのですが、絵様が"余分なもの"としてでなく巧く効果を発揮しているものの好例かと思っています。

おおらかな丸形の器体にフラットとは云いにくい底面があり、ややガタつきがあります。歪みを伴った正円から楕円の麦わら帽型、浅いニュウが十時の方向より見られますが、実用に差し支えなく、長くお役立ていただける器かと思います。

白釉大皿 ( イタリア 18世紀 )径 35.8 cm – 高 5.6 cm / 御売約

メールによるご注文こちらから」

石製印

クロライト( 緑泥石 )製と思われる紐孔付き印章で、古代から多くの面でなんら変わるところのない親しみのある形の石製印です。

底面の文字はアラビックの様で、随分苦心しながら上下の向きこそ検討がついた気がしたものの解読までは至っておりません。中央アジア・バクトリア地方の石製印かと空しく掌のうちで転がせているばかりですが、出土に伴うパティナの質感や、小さくて存在の認めにくい細やかな研磨が様々な面にわたっている形など、小さいながらに存在感を発揮した好ましい発掘小品かと思います。

石製印 ( バクトリア )高 2 cm / 御売約

メールによるご注文こちらから」

古代ローマ 馬の飾り

青銅の装飾品で、短刀の柄頭( つかあたま )として嵌められていた馬のマウントです。

ローマの柱廊遺跡出土品ではローマ軍や剣闘士の刀に神話と関連をもつ青銅製の柄頭が見られ、語るに及ぶほどの知識はないのですが、余り高価でないので佳いものがあればと捜している小品です。ローマ美術を掌の上で遊ぶ愉しみも、ごくありきたりの影の吟味をするのも同旨なのですが、馬と云うモチーフも好みながら傑れた彫刻の気配があって中々嬉しいものが見つかったと喜んでいます。

西欧ではよくあるように、“ cleaned and treated / 洗浄と保護による手入れ” を施していて、全体に薄い油膜による艶が見られます。古色を覆った艶はそぐわないものに思えますが、小品としての魅力は充分保たれています。

古代ローマ 馬の飾り( 1 – 3世紀 )外径 2.7 cm – 高さ 3.1 cm / 売約済み

メールによるご注文こちらから」
別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。

南方美術店 ( 12:30 – 19:00 )
世田谷・
二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分
世田谷美術館/五島美術館/静嘉堂文庫美術館より徒歩15分

企画展 玩具コレクション 《 2018. 9.22 – 9.30 》

MOC3

派手な宣伝もなく、いつの間にか始まり終わっているようなひっそりとした企画です。

鉄、木、刺繍、文房具、人形、オブジェ、古道具など、なかなか数の集まらないものを約50点揃えました。ほとんどが数千円という遊び心からなるものですが、価格なりに愉しんで頂けると思う物を丁寧に選ばせて頂きました。初心(うぶ)な気持ちと、これまで古い物を見ながら感じたこととを恥ずかしながら見て頂く機会としたいと思います。これから古い物を蒐めはじめるという方にも愉しめる企画展にしたいと思いますので、どうぞお誘い合わせの上お越し下さい。

※ 企画趣旨の都合上、ご購入頂いた品は会期終了後にお引取り / または郵送でのお渡しとなります。

その他、常設販売品も並びます。( 常設販売品は当日お持ち帰り頂けます。)

企画展 玩具コレクション
会期:2018年9月22日( 土 ) – 30日 ( 日 ) – 終了致しました –
時間:12:00 – 19:00 ( * 23日のみ休業日 )
会場:南方美術店

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分
世田谷美術館/五島美術館/静嘉堂文庫美術館より徒歩15分

ビザンチン帝国の青銅貨

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ビロン( billon )というのは銀に少量の卑金属を混ぜた合金、あるいは銅に少量の銀を含んだ合金で、青銅貨とも劣銀貨とも云います。

古い貨幣の愉しさと云うのか、碗形のレリーフはあまりいたずらっぽいので、とても真面目な経済のものとは思えない。慌てて作ったにしろ、おもむろに始まった出来事を、誰も前に進めようとしないで遊んでばかりいるような、銀紙に包まれた3時の茶菓子のような作りが魅力です。

絵柄によってよりも重さで価値が決められていたように想像するのですが、形を含めて分からないことの多いものでもあります。少しでもスケールの大きなもの、型押しのよいものを蒐めています。

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ビザンチン帝国の青銅貨 ( 12 – 13世紀 ) 径 2.5 〜 3 cm / 1p 6,000円

メールによるご注文こちらから」
別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。

マヨリカ 鳥文碗 ( 陶片 )

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鳥文はペルシャ三彩の影響を受けたスペインのマヨリカ陶の伝統の一部で、それ自体に作家の個性はないのですが、様式的なものという印象はさほどなくて、歴史的に多くの土地の文化を織り込んでいることと、陶片であることとが複雑に絡み合って何かしら心を惹きつけるものがあります。

画面を鑑賞するよりもそれならではの形によって眺められる佳さがあって、動きが少なく、吟味すべきニュアンスがあり、作家の画がそうであるように可視できないものを見ているという感覚は説明が難しい。読書が省いてしまっているものを直截手に取り感じ取るような体感と云えばいいでしょうか。価値も趣意もはっきりとしない物に新しい感触を掘り起こされて、色眩しさも適度に落ち着きが感じられるため長く眺めていることができます。

高台から推定するに直径13センチ、高さ6cm程の碗であったと思われます。高台部分はしっかりと残っており、形のよさなど玩味して頂きたい小品です。

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マヨリカ 鳥文碗 陶片 ( スペイン 15 – 16世紀 ) 9 × 10.2 cm – 高さ 6.2 cm / 売約済み

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別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。

南方美術店

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分
世田谷美術館/五島美術館/静嘉堂文庫美術館より徒歩15分