コプト織 鳥文古裂 ( 額装 )

コプト織 鳥文古裂 額装 / 御売約
6 – 10 世紀
エジプト
額寸法 26.8 cm × 17.9 cm

『 青花ネット 特集 9 』に コプト織鳥文古裂 を出品致しました。図様良し、最上のコンディションのもので、私的にも手放し難いと惜しんでいる品です。本日19時より《 https://kogei-seika.net 》にてご覧いただけます。

古代エジプトの墳墓群より出土するコプト教衣裳の断片です。生命樹などの葉の形をした図様の中に二羽の鳥が表現された麻と毛による織物で、チュニックなどの内衣の肩や胸のあたりに縫い付けられていたワッペンに該当する部分を額に収めたものです。

編年作業が困難を極めているコプト美術ですが、一般的に初期にあたる紀元4世紀頃の織物が抽象性の高い表現であるのに対し、6 – 7 世紀頃には具象性の高い図様へと徐々に移行していくようです。コプト織では身近なモティーフを綴織に表わし、衣服の装飾や部屋の壁飾り、珍しいものでは帽子のようなものも見つかっています。

額入・差し箱付き
作品によく合った額に収められています。
参考資料 : コプトの染織 – 女子美染織コレクション展 part.8 – ( 女子美アートミュージアム図録 )

青銅盃

青銅盃 / 35,000 –
紀元 2 世紀頃
ローマ時代
⌀ 5.5 cm – h 3.3 cm

形のへしゃげた盃。胴周りに同心円状の三条の線が廻り、薄い器体は低い高台をもちます。アッシリアの黄金盃やエトルリアに見られるパテラ盃のような等級品ではありませんが、青銅器としてのディテールや崩れた造形感覚をたのしんで頂ける佳品かと思います。参考品につき安価ですが、外傷による金属の裂け目等もなく、コレクションとしても愉しめる小品です。

メールによるご注文こちらから」
別途送料600円、振込手数料がかかります。

小スキュポス

小スキュポス / 130,000 –
初期ヘレニズム時代
紀元前 4 – 3 世紀頃
イタリア・ナポリ出土
⌀ 8.2 cm – H 8.9 cm – 把手を含む⌀ 13.8 cm

スキュポス ( 2つの水平ハンドルの付いた飲用ボウル ) いわゆるグナシア属の陶器です。このスタイルはイタリア・プーリア東部の古代都市グナティア ( 現在のエグナツィア ) で作られた黒色陶器で、紀元前4世紀から製作されています。

月桂樹,蔦,蔓植物などが紙芝居風のタッチによって描かれ、彩色の残った絵は全体の一部ながら、元の絵はまだ影として見ることができます。グナシア陶器は19世紀に初めてエグナツィア遺跡から発見された例も多く、長い歴史をかけて地面に引っ張った線や、領土をめぐる闘争を尻目に土の中で眠り続けていました。大小様々、絵も様々の中で、絵の剥落を含め気に入った佳品です。

1965年5月23日、ケルンのヘルマン ジルケル骨董品店購入、ケルンの博物館解体時に放出された品物とのメモがあります。*メモはスキャンした画像データとしてお渡しできますが、紙としては付属しません。

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青銅鏡

青銅鏡 / 70,000 –
1 – 3 世紀
ローマ時代
⌀ 8.5 cm

長い年月によって青銅に生じる緑青は、諸々の条件が重なることによってそれぞれ固有の美しさを現すものです。自然色調のもの、中には薬品によって味付けされたものも見られますが、自然の現象を自分の意図する方向にあやつることは難しい。本品は自然の色調そのままで美しい緑青が見られる古鏡で、プレートを挿むようにハンドルが付いていた手鏡の円板部分です。上流階級層の間で使用されていたとされ、出土例は比較的に多いものですが、柄と薄い反射層( ミラーフィルム )が多くの例と同じく失われています。

本日より営業を再開致しました。
営業カレンダーをご確認下さい。

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ガラス遊戯具

"古代ガラス展"なるものを画策しつつも、それはシュトックハウゼンの全集より興味を示す人が少なそうだ──と痛罵されたため早々にあきらめた過日。本品のような小品も実生活に役立つものと離れた価値観をこよなく大事にする人のためのものでしょうか。

盤上の駒だったとされる孔のない半球体状のガラスで、深井晋司 / 高橋敏 著 の『 ペルシアのガラス 』に拠れば模様はガラスに厚さ1ミリ程のモザイクガラスの皮を被せて装飾していると記されています。ひとめ見て初めに起る疑問としては"なんのために多彩であるのか"ということで、美に対する感覚を酔わせるための装飾であるとすると、珊瑚礁や、自然物に見られる模様の生成に似たパターンと認識するのですが、さて、あまり詳しいことは分からずにいます。

大英博物館に収蔵された同手類品がローマ期の墳墓より出土しており、紀元 1 – 3 世紀・パルティア期と断定されていますが、石黒コレクション『 古く美しきもの 第二部 』ではササン朝ガラスとの製作技術の類似性を指摘し、紀元 7 – 9 世紀まで作られていた可能性を示唆しています。いずれにしても、斜め上のアイテムをみつけることはいつも愉しいものです。

本品は書載品よりも美しい出来栄えの佳品かと思いますが、出土時より少しの欠けがあったようです。ガラスの欠けた面を含め全体が銀化現象に覆われて地がよく見えませんが、緑あるいは紺地のガラスによる物のようです。

ガラス遊戯具( イラン・ギラーン地方 )
緑 ⌀ 1.9 cm – 青 ⌀ 2.4cm / 御売約
アルサケス朝パルティア( 紀元 1 – 3 世紀 )
又は ササン朝末 – イスラム初期( 紀元 7 – 9 世紀 )

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ローマングラスペンダント

ミニチュアの硝子ペンダントではオイルランプを模した装身具のための作りのようで、飴細工の要領と研磨によって形を整えられた稀品です。メトロポリタン美術館の資料に掲載された物も含めてこれまで余り関心が持てずにいたものですが、桑の実に混ざれば見つかりそうにない黒色、シマリスの巻いた尻尾のような把手の形状など、古玩として愉しい要素を多分に含んだ小品です。

ガラス表面に薄い擦り傷が見られますが、良好な状態を保っています。

ローマングラスペンダント( 紀元 2 – 3 世紀頃 ) ⌀ 1.3 cm – 把手を含む幅 2.5 cm / 38,000円

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ローマングラス 碗

目白コレクション出品商品のご紹介です。

ローマングラス 碗
紀元 2 – 3 世紀
⌀ 8.3cm – H 6.5cm

半筒型のローマングラスでは硝子に含まれる不純物の色による淡緑色で、しばらく捜してようやく出合えた碗の形です。光の屈折の綺麗な薄玻璃( うすはり)で、花の器として有名な見立て方をされた形でもあります。鑑賞のために二箇所を金で繕っています。

会場にてご覧下さい。

目白コレクション 2021
4月17日(土)12:00 – 18:00
4月18日(日)10:00 – 16:00
入場無料
目白 椿ホール
東京都豊島区目白1-4-8 デサントビル地下1階
JR山手線 目白駅徒歩1分

浮彫仏伝図

明日より開催・古美術展示即売会"あなぐり"出品商品、本品で最後のご紹介となります。

16. 浮彫仏伝図 / 140,000 –
紀元 2 – 3 世紀
ガンダーラ美術
w 12 cm – h 10.5 cm

石造彫刻による建築レリーフの断片です。台座に腰掛けた富の神・ハリティ( Hariti )と豊穣の女神・パンチカ( Panchika )の夫婦図像は二世紀後半から多く現れたモチーフとされています。王笏( おうしゃく )と呼ばれる杖と花の茎を手にした二佛並座。雲母片岩による一般的な石質で、比較的数があると云われる割に傑れた物は中々入手が難しい印象もあります。本品は仏教の献身的イメージとギリシアの神との融合がよく表現された優品かと思います。

会場にてご覧下さい。

古美術展示即売会 あなぐり
会期 : 2021.02.27 ( 土 )- 28( 日 )
時間 : 11:00 – 18:00
会場 : BOOTLEG gallery
東京都新宿区改代町40 / 地下鉄東西線・神楽坂駅1b出口徒歩7分
出展者 : IMADO . うまのほね . 古美術花元 . 書肆逆光 . 志村道具店 . トトトト . toripie . 南方美術店

《 通販について 》
当店の企画展出品商品のご購入はご来場の皆様を優先させて頂きます。会期終了後、在庫がある物に限り28日18時より通販対応させて頂きますのでお問合せ下さい。尚、出展者ごとに対応が異なります。通販ルールについては各店までご確認下さい。

《 整理券配布について 》
当日の入場整理券の配布やご入場にあたっての注意事項はInstagram公式アカウントに記載があります。@anaguri8 よりご確認下さい。

ギリシア 黒陶盤

展示会出品商品のご紹介です。

12. 黒陶盤
BC 4 世紀
イタリア・プリア出土
⌀ 12.8 cm – h 4.3 cm

( 御売約 )

ギリシア陶器の中では"アプリア式"と区分されるイタリア・プリア地方産の盤( 平皿 )です。このような器形は現地ではピアット( piatto : 皿の意 )と呼ぶようですが、博物館等の主要な作品形態と比較してみるとシンプルな素文はありそうでないもの。陶器表面に銀化現象も見られます。

会場にてご覧下さい。

古美術展示即売会 あなぐり
会期 : 2021.02.27 ( 土 )- 28( 日 )
時間 : 11:00 – 18:00
会場 : BOOTLEG gallery
東京都新宿区改代町40 / 地下鉄東西線・神楽坂駅1b出口徒歩7分
出展者 : IMADO . うまのほね . 古美術花元 . 書肆逆光 . 志村道具店 . トトトト . toripie . 南方美術店

《 通販について 》
当店の企画展出品商品のご購入はご来場の皆様を優先させて頂きます。会期終了後、在庫がある物に限り通販対応させて頂きますのでお問合せ下さい。尚、出展者ごとに対応が異なります。通販ルールについては各店までご確認下さい。

《 整理券配布について 》
当日の入場整理券の配布やご入場にあたっての注意事項は公式アカウントに記載があります。@anaguri8 よりご確認下さい。

ローマングラス玉状水注

古来から瑠璃と呼んで好まれたラピスラズリの色にはその原石を見ると様々な色相があるように思えますが、中には"瑠璃"と云うには辻褄を合わせたような何かを欠いた色もあり、ローマングラスではいつ以来かと惚れ込んでいます。

青色の有色ガラスでもコバルトに酸化銅を加えて発色させた瑠璃色のようで、素軽いガラスの器体全体が青に美しく染められています。常から瑠璃と呼んで尊重している色についてあまり深く考えずにいたところに唐突に滑り込んできたものという印象ですが、ギリシア陶器を範型とした三つ葉形の注ぎ口も形状の魅力です。

器体は破損した状態で三々五々に出土したと思われ、繋ぎ目が広範囲に見られます。一部呼び継ぎによって補完された箇所があるのは惜しまれますが、鑑賞性は未だ失っていないと感じます。その他、薄い銀化と結晶化したカルシウムの成分による白い付着物があります。

ローマングラス玉状水注 / 御売約
東地中海沿岸部 紀元 1 – 2 世紀
⌀ 4 cm – H 4.5 cm