みなかた一人展
日時
2024年6月1日( 土 )〜 6月9日( 日 )
12:00 – 19:00( 最終日のみ18時迄 )
場所
荻窪ギャラリー
東京都杉並区天沼2-5-8
『 荻窪駅 』北口徒歩5分
※予約不要 (どなたでもご入場いただけます)
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有線七宝花文盃
中国 / 明・清代
径 8.9 – 高 5.3 cm
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紀元前から存在する『 七宝 』工芸のなかでは、中国明・清代のものと思われる薄手の七宝器です。外側に中近東から伝播したような意匠性の花唐草の模様、内側に藍色等のエナメル顔料を施釉した牡丹唐草の模様と田丸弥の煎餅のような「の」のような形の線模様とが敷き詰められています。
中国の七宝器の特徴のひとつに有線七宝というものがあり、これは"銅線や銀線で器の表面に模様を作りエメラル顔料で隙間を埋める技法"なのですが、本品は等級としてはノーマルとされる銅糸を用いたものと思われます。
中国七宝史など余り関心のない人でも惹きつけられそうな意匠性に傑れた品で、状態もよく保たれています。
※同時代の七宝器の資料を抜粋して画像掲載しております。ご参照ください。