黒高麗茶碗

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端正な器形をした黒高麗茶碗です。

色の安定したものを目にする機会は稀で、ただ黒を土に上塗りしただけ──という印象の拭えないものが多い中で、しっかりと色相が深く坐っていると感じられるものを手にするのは初めてです。長らく使われていなかったものと見え、初見こそ渇いた手触りが感じられたものの、暫く手元に置いてよく使い込むことで瑞々しさを得て、茶陶として蘇生した様相を呈し始めています。

面によって生じた陰影と異なり、それ自体に沈着した漆黒釉調の陰を眺めていますと、なにかしら生活の深い意味を伝えているもののように思えてきます。とても純粋な部分を感じ、名品という姿に着替えただけということもなく、使うことを愉しみながら長く手元に置いて頂きたいと感じる良碗です。

全体にカセが見られますが、瑕はありません。

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黒高麗茶碗 ( 高麗時代 / 共箱・仕覆付 )外径 11.8 cm – 高さ 6.5 cm / 売約済み

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李朝白磁壺(初期)

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晩夏の候に涼しげな白磁はまさに涼みであるのだけれど、不思議と今夏は染付や硝子、白磁といったものよりも、木や鉄をよく買って頂いた。その成り行きで留どまった白磁のひとつがこの李朝白磁で、幸いなるかな、幾度となく手にしている内に深く向き合うことが出来たような気がしています。

白磁を評するときに清冽という表現をよく目にするのですが、この李朝白磁はもう少し体温をもったもののようで、掌に収めていると次第に手の熱が磁肌に導わり、ほんのりとした温かみを帯びてきます。素文独特の素っ気なさが感じられないのは、おおらかな形ややや厚くかかった釉薬によるところもあるのでしょうが、この白磁の白は空白ではなくて、繭のようにあたたかなもので密に詰まったもののように感じられて、李朝白磁といえども、すべてに通じて在るものではないような気がしています。

蓋がなくなっていますが、目的に応じて漆蓋や木蓋など誂えると使い途もより多く得られそうです。

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李朝白磁壺(初期)口径 3 cm – 外径 7.5 cm – 高さ 4.5 cm / 売約済み

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李朝初期白磁小壺

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手の平に収まる形のよい小さな小壺で、口を折り曲げた形もかわいらしく、白磁の釉調にも品があって本当に瑞々しい。こうしたそこはかとない魅力というものは初めから価値があるのではなくて、これらを感じる人の心によって初めて価値がもたらされるものかもしれませんが、初期白磁の尊さと、立ち居のおとなしい清楚な姿とが、内から心を働かせてくれるようでしんみりと温かくやさしい感じがします。長く蒐集に努めて食傷気味という方にも、こうした物を手にして頂いたらどうだろうと内心に感じています。

完好品。

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白磁小壺(李朝初期)外径 8.5 cm – 高さ 5.2 cm / 売約済み

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