伽耶丸底形土器

丸底壺では糸底の付けてある自立可能な形で、《 坩( かん )》と呼ばれる溶融合成のための形状容器です。

旧稿《 水晶切子玉と赤瑪瑙管玉 》に遡上すると、ソウルの国立中央博物館に伽耶古墳群の出土遺物が展示されていることに触れましたが、それに遜色なく、伽耶土器では初期の一時期に出現した器形、新羅をはじめとする朝鮮の土器類の中でも魅力ある品として分類出來るものかと思います。胴部からの立ち上がり、広口に至るまでの厚みを含めた輪郭は特に好ましく、繰返し眺めては暮らしています。

店内は什器入れ替えのため数日間間の抜けた空間になっていますが、伽耶二点、いずれも好んでいる小品を展示しています。その他諸般と併せてご覧下さい。

伽耶丸底形土器( 3世紀 )口径 7.8 cm – 高 8.3 cm / 御売約

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新羅泥塔

赤肌色の土味をした泥塔とは趣きの異なる朝鮮の泥土製の小塔です。

浄めた泥土を使って成形( 型抜 )した多重塔のミニチュアで、ビスケットのように香ばしい色を呈しています。尖頂部は偏菱形で、夏花壇にのしかかった五輪塔のような、駒のような、堂々とした形があります。

駒を進める手つきで廻してみると、角度によっては土が残っており、そこから赤味が広がって印象も多様です。

新羅泥塔 ( 統一新羅時代 )幅 3 cm – 高 6.1 cm / 売約済み

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別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。

南方美術店 ( 12:30 – 19:00 )
世田谷・
二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

陶質土器小壺

千草の似合う灰色の陶質土器で、鉄さび色の胎土や灰の降りかかった斑らな色の対置が美しい小壺です。

すいと身をかわしてゆきそうな小柄な恰好で、掌の上に置いてみたくなる小品の好い気配を漂わせています。

口部に共色の直しが見られますが、丁寧に馴染んでいるために見た目には判らない好ましい補修です。

陶質土器小壺 ( 高麗初期 )外径 5.4 cm – 高さ 4.5 cm / 売約済み

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須恵器 長頸壺

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算盤(そろばん)の珠の形をした壺を「算盤壺」と呼びますが、出土に伴い頸が折れてしまっていた長頸壺を研削し整えることで、独特の器形をした算盤型と相成った須恵器の小壺です。自然釉など流れておらず、立ち上がりの低いシャープな造り。人為的な行程を経たものながら、端正な器形は見事です。

花を生けるにはやや浅いためにコツを要するように思いますが、花映りのよさは保証致します。小さく大仰にならない控えめな趣きは、秋を迎え入れるしつらえとしても多くの方に喜んでいただけるものと思います。

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須恵器 長頸壺(6〜7世紀) / 口径 5.5 cm – 外径 9.5 cm – 高さ 5 cm / 売約済み

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ヨーロッパ古道具骨董 アンティーク
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館より徒歩15分