密教法具図像

みなかた1人展
– 骨董品と読み終った本など –

日時
2023年1月7日( 土 )〜 1月15日( 日 )
12:00 – 19:00(最終日のみ18時迄)
場所
荻窪ギャラリー
東京都杉並区天沼2-5-8
荻窪駅北口徒歩5分

古美術骨董と読み終った本など並べた展示会を開催します。
会期9日間のマイペースな展示会です。
どうぞご笑覧下さい。

*予約不要( どなたでもご入場いただけます。)

密教法具図像( 御売約済 )
鎌倉時代
軸 30.5 × 94.5 cm – 図像 φ 9.6 cm

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有元容子 日本画

みなかた1人展
– 骨董品と読み終った本など –

日時
2023年1月7日( 土 )〜 1月15日( 日 )
12:00 – 19:00(最終日のみ18時迄)
場所
荻窪ギャラリー
東京都杉並区天沼2-5-8
荻窪駅北口徒歩5分

古美術骨董と読み終った本など並べた展示会を開催します。
会期9日間のマイペースな展示会です。
どうぞご笑覧下さい。

*予約不要( どなたでもご入場いただけます。)

有元容子
日本画 『 山( 大唐松 )』
岩絵具 / 紙
額 52.3 × 62.8 cm

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No.02 Thomas Cooper Gotch

古美術展示即売会 あなぐり vol.2

昨年二月の展示会からおよそ一年半振りの開催です。
当店のテーマは「 古美術とアート 」です。目先を変えず、好きな分野で臨みます。どうぞご覧ください。

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No.02

Thomas Cooper Gotch
1880
エッチング

19世紀のイギリス人画家によるエッチング。イリヤ・レーピンの描く労働者のようなリアリズムによる描写で、この迫真性とヘンリー・ダーガーの描く幼女のような上半身とのギャップが決然とした堅い雰囲気を和らげる役目を果たしているようにも思われます。 赤・青の枠線で縁取った額装にも作品に対する思いが込められているようで、装幀の美しい本のようなまとまりがあります。

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古美術展示即売会 あなぐり vol.2
日時 : 2022.9.24(土)11-18時 25(日)11-17時
会場 : 東京・神楽坂 "BOOTLEG gallery"
東京都新宿区改代町40
地下鉄東西線「 神楽坂駅 」1b出口徒歩7分

出展者
IMADO
うまのほね
ギャラリー鳥声
古美術花元
書肆逆光
志村道具店
トトトト
南方美術店

鹿のブロンズ像

ブロンズというのは面心立方格子という構造の銅合金で、元素である銅を用いて紀元前から精錬されていた金属らしいのですが、銅は元々中性子星の衝突によって生まれるので"地球のものではない"という話は面白いと思う。"人類が登場したのはおよそ百万年前、言語をもたない猿が木から降りてきて、周囲をみまわし、いったい自分はここでなにをしているのだろうと考えこんだときだった"。ここから人類が銅を発見し精錬し芸術を作るまでの過程を、現代のほんの一瞬が判断するのは難しい。

近代美術の作品を扱うことは余りありませんが、動物をモチーフとした作品にありがちな甘さがなくて、胴のふくらみやその像容に強く惹かれるところがあります。イタリア・アレッツォにて求めたという話からはフランス系の両親のもとにイタリアに生まれた──というような複雑な話があるかもしれませんが、在銘の"ビニャン( R.bignan )"はフランスにある姓のようです。

石膏取りと思われ内部は空洞です。目立つ損傷はなく好い状態を保っています。

鹿のブロンズ像( 推定19世紀中葉 )w 12.8 cm – d 5.5 cm – h 8.6 cm / 価格はお問い合わせ下さい

ビザンチン帝国の青銅貨

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ビロン( billon )というのは銀に少量の卑金属を混ぜた合金、あるいは銅に少量の銀を含んだ合金で、青銅貨とも劣銀貨とも云います。

古い貨幣の愉しさと云うのか、碗形のレリーフはあまりいたずらっぽいので、とても真面目な経済のものとは思えない。慌てて作ったにしろ、おもむろに始まった出来事を、誰も前に進めようとしないで遊んでばかりいるような、銀紙に包まれた3時の茶菓子のような作りが魅力です。

絵柄によってよりも重さで価値が決められていたように想像するのですが、形を含めて分からないことの多いものでもあります。少しでもスケールの大きなもの、型押しのよいものを蒐めています。

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ビザンチン帝国の青銅貨 ( 12 – 13世紀 ) 径 2.5 〜 3 cm / 1p 6,000円

メールによるご注文こちらから」
別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。

地蔵仏 ( 懸仏 )

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春になると古美術や古道具の催事 / 企画展が催される。俄かに活気を帯びた人々の表情を他所に、そうしたことは余り意識せずに居たいと過ごしていたら、商品を紹介するでもなく、ドングリを隠すリスといいますか、大事なものを見せずに居たような具合になりました。ここではこれらの物から感じた空気の一端を手に取り見ていただく事で、その一部を少しでも共有して頂ければ嬉しいと思います。

掌にあずけて眇めなければその表情が上手く捉えられぬ小さな物ですが、穏和な面様は子供を守る地蔵仏ならではのものと感じられます。どんな風のない日でも枝が動くという具合に、穏やかに坐している姿をみることで心のうちで動くものを見る。信心というものには疎いのですが、こうした物から受ける印象に足止めされる事の意味が大事になり、やがて歳をとることの意味を考えるようになるように、意味を自分で考えなければならないことも次第に増えてきたように思います。

懸仏というのは壁や柱に掛けるものとされますが、小さなものは衣類や兜に結んだものもあると訊きます。背面の結び目になる金具が外れてしまっているので、掛けるためには少しの工夫が要ります。壁という 《 面 》 より、柱に掛けることで所得るように思います。懸仏の場合、お顔が気に入ったものでなければどうしても親和感というものが得られないと思います。気に入る方がおられましたら持って頂けましたら幸いです。

地蔵仏 ( 懸仏 ) 3.7 cm × 2.5 cm / 売約済み

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別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。

南方美術店

ローマングラス注器

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古代の硝子は形のための形ではないような気がする。用途よりも精神や理想が大切にされ、それが結晶のように形となって偶然に顕われたものと云っては気障っぽいのですが、吹き硝子の発明とともに産業化したローマングラスにも、まだ偶然の形は保たれているように思えるのです。

硝子はそれ自体で多く自然に存在しているものではないから、白砂や珪石を使って人の手に依って硝子になる。そこに色や形が加わって現存した物の中から、銀化の美しいものや、色の美しいもの、用を成すものにより分けられて尊ばれてきた。

この硝子の場合、胴部に空いた穴も、ヒビの通った肌も、損傷には違いないのですが、この硝子そのもので、他に成りたちようもなく、自然に存在しているように思われます。

他に四点のローマングラスが入荷しています。

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ローマングラス注器 (紀元3-4世紀) 外形 7 cm – 高さ 8.8 cm / 売約済み

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(別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。)

骨董古美術古道具
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館/五島美術館/静嘉堂文庫美術館より徒歩15分

古染付双鶏文皿

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染付けのご紹介が続きますが、こちらも粋な文様の器です。茶人の趣味に応じて注文を受けて作られた古染付ですが、闘鶏図でもあまり雄々しくないのがいい。風雅という言葉を用いてよいか判りませんが、名調子などと云ってはつまらない。紙に筆で描いた絵画よりも、陶磁器ならではの呼吸を備えたところを見て頂きたい器です。

薄いニュウの他、円周縁部に僅かにノミホツが見られます。古染付特有の虫食い(虫食いのように見える小さなピンホール状の釉薬の剥離)が見られますが、全体に好い状態を保っています。

5月発売 和樂(6月号)に、こちらの古染付双鶏文皿を掲載して頂きました。
どうぞ書店にてご覧下さい。

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古染付双鶏文皿(明末時代-清朝時代初期)外径 16 cm – 高さ 2.7 cm / 売約済み

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(別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。)

ヨーロッパ古道具骨董 アンティーク
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館より徒歩15分

ローマングラス《碗》

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川瀬敏郎さんの 『一日一花』 でも雪餅草などを生けて使われているローマングラス碗。こちらはシリア出土のローマングラス碗で、銀化した多彩な硝子の碗というのは初めて知る美しさです。色よりも姿に重点を置いて、『碗』という形に魅了されてしまった。ボードレールの云う《思いがけない美しさ》というものかもしれない。

「碧」という文字は(みどり、あお、あおい)などと読めて、あおと読めば青寄りに、「みどり」と読めば緑寄りに強調される不思議な言葉らしいのですが、この碧色は硝子の不純物による緑寄りの碧。銀化した膜がガラスに貼り付いて、剥落した箇所と光彩の残った箇所とが併存した美妙なバランス。器内部の土汚れは定着していますが、手で触れると膜と共に剥落し易いものですので、そのままの状態にしてあります。目視での状態確認が難しいものですが、ガラス内部にヒビや欠けなども見られず、状態の良いものと見えます。

夏の涼や、冬の気持ちに沿う花入れとしてもお愉しみ下さい。

合箱が付属します。

川瀬敏郎さんの 『一日一花』 は こちら から

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ローマングラス《碗》(シリア出土)外径 7.8 cm – 高さ 7.3 cm / 売約済み

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(別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。)

ヨーロッパ古道具骨董 アンティーク
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館より徒歩15分

不幸な家族

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『不幸な家族』という三号ほどの油絵が店にあるのですが、これが筋を考えるとなかなか難しい。

昼間なのか、真夜中なのかも区別がつかない草原に、靴を埋めて立っている家族の絵。陰惨だ──とまで云わなくとも、絵のモチーフを観れば暗いというのは当てはまる。無口が思慮深いといって尊ぶような時代ではないから、観る人は可憐なところもなくて、無表情の顔のふしぎさが、うす気味悪いと云ってぎょっとするかもしれない。

そういう特殊な匂いを、とらえがたい現象を写したものと評価するのか、目をふさぐかは人それぞれに任されているけれども、作家の記憶の奥に投げ込まれて遠くの夢をぼんやり眺めているような心持ちと、こしらえものの登場人物のような淡さも、技巧でつくったようなあざやかさもない、写実的な生々しさを同時に感じて、おぼろげながら合点がいくのは、これが画家自身を描いた作品であるということだけでなのです。

同質なものに反撥する気持ちも、異質なものについてゆこうとする気持ちも、画面からはまだ感じたことはない。『不幸な家族』という表題にインパクトがあり過ぎるせいで、絵を見抜こうという魂胆が働かないでもないけれど、あっと言わせるのではなくて、今さらのようにその存在に気づくものを素直に描いただけなのかもしれないとも思う。素直といっても、百姓の素直なんかじゃないのですが。少なくとも、そういう目を端っこに持って眺めると、温かさを感ずることさえ出来る。その温かさも、充分に暗いところに灯るあかりの美しさみたいなもので、怖いと思えばいつまでも安らがないようなほのかな温かさであって、甘美ばかりを抒情と思って眺める人には縁のない温かさ。

店内に額に入って飾ってありますので、ご覧になりたい方は御足労ですが当店までお越し下さい。

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油彩画 『 不幸な家族 』 / 売約済み

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(別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。)

ヨーロッパ古道具骨董 アンティーク
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館より徒歩15分