安南青花鳥文壺

GASK130

朱印船貿易以前に作られた古手の安南染付で、鶉のように小さく丸まった壺に花鳥の染付が描かれています。

書画をルーツにもつ所以からか、絵筆による薄い青一色の染付にも技巧のみならず文化としての聲がきこえる様で、灰色の胎に薄い白化粧を施した肌に長閑さを感じていますと、何処からともなく春の訪れを迎えたような心持ちになります。

海底の泥の中にあったことで美しい釉調を保つことのできたもので、当時の中でも出来の良い名品に属するものであったのではないでしょうか。安南古陶に関心のなかった方にもこれならばと親しみを感じて頂ける物のように思っています。

GASK131

GASK133

GASK134

安南草花鳥文小壺 ( 15 世紀頃 )外径 5 .5 cm – 高さ 5 cm / 売約済み

メールによるご注文こちらから」
別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。

骨董古美術古道具 南方美術店

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分
世田谷美術館/五島美術館/静嘉堂文庫美術館より徒歩15分

古伊万里輪線文火入

gkh211

むせかえるほど匂った夏草の季節から、秋のごとく熟した実へと移りゆくまで、幾分長かったように思います。その間、板の上に座ったように出歩くことを拒んだり、万やむを得ぬものと覚悟を決めて外を歩いたりして新しく迎えた品々は、盛りだくさんとまでは行かずとも率直に好きなものばかり豊作でありました。

古伊万里の輪線文は数も多くはないものですが、中でも鉄釉によるものは稀ものではないかと云う気がしています。一条の真っ直ぐな線が結び目もなく通って、吸坂手のようにモダンな印象さえある古陶。火入の形状ではありますが見込みまで施釉されているのも珍しく、向付などに転用するにはちと大きい物ですが、花入以外にも用途を見立て易いかもしれません。

無疵・完品。

gkh210

gkh212

gkh213

gkh215

古伊万里輪線文火入( 江戸後期 )外径 11 cm – 高さ 8.7 cm / 売約済み

メールによるご注文こちらから」
別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。

骨董古美術古道具
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館/五島美術館/静嘉堂文庫美術館より徒歩15分

古九谷香炉

gkk71

三つの画題(松、竹、梅)が文人の理想を描いたもの──とは何処かで読んだ覚えがあるものの、そうした型についてとんと関心を持てないために、時々に生ける花であったり、季節に応じて正面の向きを変える少しの所作の方についつい愉しみを覚えてしまいます。

南画など見ていると、人生のかなり深刻な問題を扱っているとは気づかれぬように、わざとどこにでもあるものを描いていると感じることもあって、何も始まらず、何も起こらない1日の憂いが、平凡な問題ながらに不安に満ちていることを、何とかおかしみにしようという試みもあろうかという気がします。

古九谷など手にするのは実のところ初めてで、香炉などは別段使わないのですが、そこに構図として描かれているものが清々しい。多色でも、金彩がよく残っているでもなく、色は剥落に傾いているのに、却って生彩豊かなものに映るのは日本人の美意識に拠るものでしょうか。その癖、寂しい感じがしないので、精神上のより重要な温かさが灯っているようにさえ感じられます。

火舎(ほや)と呼ばれる香炉の蓋は純銀のものが誂えられており、香炉とよく調和がとれています。縁に古い金繕いの他、疵が見られるのは少々惜しいところではありますが、未だ鑑賞の生命を保っていますので、長く手元に置いて愉しんでいただきたい物です。

古箱が付属します。

gkk72

gkk73

gkk74

gkk75

gkk70

古九谷香炉 ( 江戸前期 ) 外径 7.4 cm – 高さ 7 cm / 価格はお問合せ下さい

メールによるご注文こちらから」
別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。

骨董古美術古道具
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館/五島美術館/静嘉堂文庫美術館より徒歩15分

安南平壺茶入

GASK120

安南では珍しい平壺の形に、象牙の蓋を誂え茶入とした物です。すぐさま一目惚れするのも無理のないもので、御茶など点てぬと云う人でも愛玩したくなる可愛らしさを具えています。

殆どが海底より引き揚げた謂わゆる”海上がり”の物が流通している安南の中で、こちらは引き上げ品ではないためにカセもなく染付けも大変綺麗に残っています。

表千家堀内家宗完の箱書に仕覆も誂えた次第のよいものですが、鑑賞や使い途を立てて頂くにも、茶道具として用いて頂けるようにもなっているのが嬉しいところです。

GASK122

GASK123

GASK124

GASK125

安南平壺茶入( 仕覆 / 箱付 ) 外径 8.4 cm – 高さ 4.5 cm / 売約済み

メールによるご注文こちらから
(別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。)

骨董古美術古道具
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館/五島美術館/静嘉堂文庫美術館より徒歩15分

柿右衛門 濁手茶碗

GKHC100

濁手と云う純白の色をした磁器の白は、白を帯びているというよりもむしろ白が保存されているといった色をしています。古色のある侘陶のそれは求められないのですが、瑞々しさや色香においては別の意識で以って魅力をそなえており、無地の白磁碗が顔にそっと引き寄せられるとき、華奢な手でこの碗を包み持つ、女性の姿を器物に映すためかのようでもあります。

縁円周をぐるりと鉄釉で色付けし、木炭による簡素なデッサン画や、一篇の詩のように形を整え、盛夏の候に涼みを得られる夏向きの茶碗です。口縁部に窯疵、高台にソゲが見られますが、概ね良い状態を保っています。

GKHC101

GKHC102

GKHC103

GKHC105

GKHC106

柿右衛門 濁手茶碗 延宝 – 元禄期 ( 1670 – 1690年代 ) 口径 11.7 cm – 高さ 5.7 cm / 売約済み

メールによるご注文こちらから
(別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。)

骨董古美術古道具
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館/五島美術館/静嘉堂文庫美術館より徒歩15分

麦藁手猪口

GMC102

麦藁手は涼みを得られる夏向きの猪口と思われるかもしれませんが、冬に温かい焙じ茶を飲むのにも好いものだと思います。橙/茶/藍の三色による描線によって絵付けされた簡素なものながら、一つの色が他の色との接触によって変化することで、より多彩な印象を与えています。風そのものではなく、はためいたり、風の作用を受けたものを前にすることで風を感じるように、涼みであったり、温かさであったりというものを物から受け取れるのは、大変穏やかな気がします。

しっかりと手になじむ握りやすい形で、酒盃、湯呑みと季節や気分によって使い分けて頂ける大きさのよさも好ましいところです。

口縁部にホツがありますが、その他は好い状態を保っています。

GMC100

GMC105

GMC104

GMC101

麦藁手猪口( 江戸後期 )口径 6.9 cm – 高さ 6 cm / 売約済み

メールによるご注文こちらから
(別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。)

骨董古美術古道具
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館より徒歩15分

古伊万里下がり藤文猪口

g-ifc100

日本酒を呑むのに蕎麦猪口を使うというのはどうにも馴染めないでいたのですが、硝子の立ち酒杯のような形のこの伊万里の猪口は、酒器には大変使い易いものと思います。余白の利いた下がり藤の染付もこの器形に佳く似合っており、色の上がりも上々です。

口縁に一箇所金繕いがあります。

g-ifc101

g-ifc102

g-ifc103

g-ifc104

古伊万里下がり藤文猪口( 江戸中期 )口径 5.3 cm – 高さ 6.2 cm / 売約済み

古染付双鶏文皿

GKTS127

染付けのご紹介が続きますが、こちらも粋な文様の器です。茶人の趣味に応じて注文を受けて作られた古染付ですが、闘鶏図でもあまり雄々しくないのがいい。風雅という言葉を用いてよいか判りませんが、名調子などと云ってはつまらない。紙に筆で描いた絵画よりも、陶磁器ならではの呼吸を備えたところを見て頂きたい器です。

薄いニュウの他、円周縁部に僅かにノミホツが見られます。古染付特有の虫食い(虫食いのように見える小さなピンホール状の釉薬の剥離)が見られますが、全体に好い状態を保っています。

5月発売 和樂(6月号)に、こちらの古染付双鶏文皿を掲載して頂きました。
どうぞ書店にてご覧下さい。

GKTS122

GKTS121

GKTS128

GKTS123

古染付双鶏文皿(明末時代-清朝時代初期)外径 16 cm – 高さ 2.7 cm / 売約済み

メールによるご注文こちらから
(別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。)

ヨーロッパ古道具骨董 アンティーク
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館より徒歩15分

草花文酒盃

GKWS195

青山二郎も小林秀雄も白洲正子も好きだった草花文。

朝鮮物第一流のものは焼物、百万中に一つなり と云った青山二郎の言葉ではありませんが、これ程に別格の“くらわんか“もまた、百万中にひとつと云ってよいのではないでしょうか。

美術館に陳列して飾るような階級ものでは決してないのだけれど、柔らかく光を包み込むような白さと、硬質で光をはね返すような白さを湛えたしとやかな磁肌を眺めていると、骨董の眼にしたがえばこその悦しさ、愉しさに、大金を投じなくとも得られる本当の美があることを、閑かに教えられているような気がします。

酒盃としての大きさも文句なしで、使って愉しみながら、魅力を実感いただける嬉しい骨董です。

GKWS191

GKWS192

GKWS193

草花文酒盃(箱付)口径 8.7 cm – 高さ 4 cm / 売約済み

メールによるご注文こちらから
(別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。)

ヨーロッパ古道具骨董 アンティーク
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館より徒歩15分

古伊万里 盃

gkms100

生掛けの美しい釉調から初期伊万里として売られていそうなものですが、初期より僅かに時代の下るものと思います。ほどよい小さめのうつわで、呉須の青の色が綺麗であるというのを通り越して、もう何より嬉しかった。盃に転用していただくのにもピッタリで、実物をご覧頂きますと、物の佇まいのよさには感激していただけることと思います。手放すのが惜しいような、嬉しい名品です。

金直しの他、縁部に薄いニュウが一本通っておりますが、その他好い状態を保っております。

gkms101

gkms102

gkms103

gkms104

古伊万里 盃 ( 江戸前期 ) 径 9.3 cm – 高さ 2.9 cm / 売約済み

メールによるご注文こちらから
(別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。)

ヨーロッパ古道具骨董 アンティーク
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館より徒歩15分