No.03 チャーチベンチ

古美術展示即売会 あなぐり vol.2

昨年二月の展示会からおよそ一年半振りの開催です。
当店のテーマは「 古美術とアート 」です。目先を変えず、好きな分野で臨みます。どうぞご覧ください。

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No.03

チャーチベンチ
イギリス・18世紀
横 99 – 奥行 46 – 座面高 42.5 – 背凭高 116( cm )

ダニエル・ビュランのような縞模様状の背凭れのある長椅子で、厚々とした総オーク造りの教会用ベンチです。聞けば通常チャーチチェアは家具職人任せで製作されるのが一般的らしいのですが、この長椅子は教会を建てる際に建築家が教壇、ベンチ、椅子などの家具類もデザインしたものではないか──との事でした。座面のガタツキなどもなく、そのまま椅子として実用できるコンディションです。

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古美術展示即売会 あなぐり vol.2
日時 : 2022.9.24(土)11-18時 25(日)11-17時
会場 : 東京・神楽坂 "BOOTLEG gallery"
東京都新宿区改代町40
地下鉄東西線「 神楽坂駅 」1b出口徒歩7分
出展者 : IMADO . うまのほね . ギャラリー鳥声 . 古美術花元 . 書肆逆光 . 志村道具店 . トトトト . 南方美術店

No.01 鉄鋏 ( オランダ )

古美術展示即売会 あなぐり vol.2

昨年二月の展示会からおよそ一年半振りの開催です。Instagram公式アカウント( @anaguri8 )でも出展者による商品紹介が始まっています。当店のテーマは「 古美術とアート 」です。目先を変えず、好きな分野で臨みます。どうぞご覧ください。

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No.01

鉄鋏
オランダ
18世紀

構造物としては既知の道具であっても鉄のみで組み上げられてみると違った印象があり、どことなく線対称の図形のようにみえたり、丸刃によるヴァリエーションも見たことのない形の面白い道具です。

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古美術展示即売会 あなぐり vol.2
日時 : 2022.9.24(土)11-18時 25(日)11-17時
会場 : 東京・神楽坂 "BOOTLEG gallery"
東京都新宿区改代町40
地下鉄東西線「 神楽坂駅 」1b出口徒歩7分

出展者
IMADO
うまのほね
ギャラリー鳥声
古美術花元
書肆逆光
志村道具店
トトトト
南方美術店

李朝 刷毛目平茶盌

京都"toripie"ギャラリーに於いて古美術の展示販売会を開催させて頂きます。物のついでのように覚えて頂いていたか、重要なことと心に止めておいて頂いていたかは判りませんが、開催に向け、古美術と言えども広く開かれたイベントであることを喧呼してみたいと思います。展示品をまとめた小冊子のようなものは作っていませんが、ご案内状をご希望の方がいらっしゃれば郵送致します。お問合せ下さい。

1.刷毛目平茶盌
李氏朝鮮王朝時代( 16 世紀 )
径 17.5 – 高 5.3 cm
合箱

日々の器として見れば浅鉢皿、茶の湯の捉え方では夏向きの茶盌、もっと砕いて言えば大きな円で、古色への関心が高まる雑器です。十年一日のごとく何の変哲もない日々に、なにか嬉しく応えてくれそうなスッキリとした存在です。

会場にてご覧下さい。

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古美術展示即売会 『 ぷちぐり 』
日時 : 2022年1月29日( 土 )- 2月13日( 日 )13:00 – 18:00( 最終日のみ16時まで )
休業日 2/1(火)〜 3(木)、2/7(月)〜 9(水)

場所 : toripie( @toripie.gallery )
京都市左京区二条通川端東入ル新先斗町133 サンシャイン鴨川102
京阪電鉄 三条駅 12番出口 徒歩6分
075-757-2242

出展者
書肆逆光
トトトト
toripie
南方美術店

・初日( 1/29 )二日目( 1/30 )在廊予定です。
( 各出展者の在廊日は各自ご確認下さい )
・初日のみ朝10時より整理券を配布します。
・ご入場に際しては混雑時入場制限を行う場合があります。

コリントス式アリュバロス

展示会出品商品のご案内です。

5.コリントス式アリュバロス
⌀ 5.8 cm – h 4.8 cm

古代ギリシャ・コリント時代には香油壺をいくつかの形状の彩文土器に保存していました。壁画に似た描画の刻線は芸術的で、美術館に収蔵されたものより魅力的なモチーフの作品であると思います。

会場にてご覧下さい。

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『 こっとう四人囃子 – 駄駄の会 – 』
2021.12.04日( sat )- 5( sun )
11:00 – 18:00

会場 : 荻窪ギャラリー
http://ogikubo-gallery.com/
東京都杉並区天沼2-5-8
荻窪駅北口 徒歩4分
03-6899-1703

※整理券は当日朝9時より配布します。

出展者一覧
古美術 猫
南方美術店
レルム
高谷

古瀬戸灰釉小壺

展示会出品商品のご案内です。

3.古瀬戸灰釉小壺
高 12.8 cm

灰色に焼けた胎土と薪の灰の流れ、剥落した自然釉と頸の欠損、さまざまな要素が見所になった古瀬戸の灰釉小壺です。

会場にてご覧下さい。

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『 こっとう四人囃子 – 駄駄の会 – 』
2021.12.04日( sat )- 5( sun )
11:00 – 18:00

会場 : 荻窪ギャラリー
http://ogikubo-gallery.com/
東京都杉並区天沼2-5-8
荻窪駅北口 徒歩4分
03-6899-1703

※整理券は当日朝9時より配布します。

出展者一覧
古美術 猫
南方美術店
レルム
高谷

七宝六面体水滴

展示会出品商品のご案内です。

2.七宝六面体水滴
17 – 18 世紀
⌀ 5.2 cm – 高 4.7 cm
合箱

マルメロの色に似た綺麗な実の色が表現されていると感心した七宝製の水滴で、このように細密に描写されていない、言わば様式化された図柄をみても、筆文化にまつわる道具の魅力というものに益々惹かれてしまいます。銅の表面に硝子質の釉薬で文様を焼きつけた七宝製で、硯に水を落とすために用いられていたものです。

会場にてご覧下さい。

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『 こっとう四人囃子 – 駄駄の会 – 』
2021.12.04日( sat )- 5( sun )
11:00 – 18:00

会場 : 荻窪ギャラリー
http://ogikubo-gallery.com/
東京都杉並区天沼2-5-8
荻窪駅北口 徒歩4分
03-6899-1703

※整理券は当日朝9時より配布します。

出展者一覧
古美術 猫
南方美術店
レルム
高谷

青銅製小銅鐸

青銅製小銅鐸 / 御売約
古代ビルマ・ピュー王国期
紀元一千年紀
高 8 cm

古代ビルマ・ピュー王朝と言われても馴染みのない分野です。中国から朝鮮半島の銅鐸どうたくが祖型になっているように想像していますが、不規則な小孔が穿たれているのは揺り鳴らして音を発するためでしょうか。風が吹けばピューと鳴りそうな…とつまらない事を考えながら"ピューリタン"や"ピポー"のように耳に残る名をひとつ覚えたという所で、ピュー王朝の古代遺跡群に関する文献はこれから手元に取り寄せるという不見識さです。甚だ頼りないながらも全体を埋めた緑青の古色におもわず手が伸びます。賛否というよりそれぞれの視点や考古的愉しみにお役立て下さい。

メールによるご注文こちらから」
別途送料600円、振込手数料がかかります。

李朝白磁塩笥小壺

掌にのせて遊びたくなる手頃な姿に可愛らしさが強調されてしまいそうですが、李朝民窯らしい白磁の魅力が詰まった優品で、小さな塩笥も珍しく、一目で所有することが決まっていたような、既に選択を終えていたというような手応えと魅力を感じたものです。

塩笥( しおげ )は"碗"や"鉢皿"のように器の形態と用途を指すもので、現代に馴染みのない道具のためか骨董に於ける"用語"のように扱われてしまっている存在でもあります。胴身の丸い形は素朴に象られていて、器表面の透明釉が薄いグリーンを差したように発色しているのが好所です。古色の滲んだ複雑な肌合いを視るには理想的な存在ではないでしょうか。

睫毛の量が二倍になるほどの変化ではありませんが、当初よりあった古疵の欠けを本漆( 銀直し )にて修繕してもらったところ期せずして温かみを増したような良い変化が得られました。小さなホツは直さず、そのままの状態にしてあります。

李朝白磁塩笥小壺( 朝鮮時代 )⌀ 6.5cm – H 4.3 c m / 御売約

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別途送料600円、振込手数料がかかります。

デルフト筒盃

デルフト筒盃 / 御売約( sold )-
⌀ 6.1 cm – H 6 cm
オランダ 16 世紀

かぼちゃのパイを焼き始めた17世紀より以前に焼かれたオランダの軟陶です。比較的に焼き締まった胎土に橙色の雑釉を粗っぽく掛けた筒型陶器、形の歪みにも美妙なバランスを発揮しています。土臭があり酒器には臭いを抜く手間が必要です。水漏れはありません。

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小スキュポス

小スキュポス / 130,000 –
初期ヘレニズム時代
紀元前 4 – 3 世紀頃
イタリア・ナポリ出土
⌀ 8.2 cm – H 8.9 cm – 把手を含む⌀ 13.8 cm

スキュポス ( 2つの水平ハンドルの付いた飲用ボウル ) いわゆるグナシア属の陶器です。このスタイルはイタリア・プーリア東部の古代都市グナティア ( 現在のエグナツィア ) で作られた黒色陶器で、紀元前4世紀から製作されています。

月桂樹,蔦,蔓植物などが紙芝居風のタッチによって描かれ、彩色の残った絵は全体の一部ながら、元の絵はまだ影として見ることができます。グナシア陶器は19世紀に初めてエグナツィア遺跡から発見された例も多く、長い歴史をかけて地面に引っ張った線や、領土をめぐる闘争を尻目に土の中で眠り続けていました。大小様々、絵も様々の中で、絵の剥落を含め気に入った佳品です。

1965年5月23日、ケルンのヘルマン ジルケル骨董品店購入、ケルンの博物館解体時に放出された品物とのメモがあります。*メモはスキャンした画像データとしてお渡しできますが、紙としては付属しません。

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