小スキュポス / 130,000 –
初期ヘレニズム時代
紀元前 4 – 3 世紀頃
イタリア・ナポリ出土
⌀ 8.2 cm – H 8.9 cm – 把手を含む⌀ 13.8 cm
スキュポス ( 2つの水平ハンドルの付いた飲用ボウル ) いわゆるグナシア属の陶器です。このスタイルはイタリア・プーリア東部の古代都市グナティア ( 現在のエグナツィア ) で作られた黒色陶器で、紀元前4世紀から製作されています。
月桂樹,蔦,蔓植物などが紙芝居風のタッチによって描かれ、彩色の残った絵は全体の一部ながら、元の絵はまだ影として見ることができます。グナシア陶器は19世紀に初めてエグナツィア遺跡から発見された例も多く、長い歴史をかけて地面に引っ張った線や、領土をめぐる闘争を尻目に土の中で眠り続けていました。大小様々、絵も様々の中で、絵の剥落を含め気に入った佳品です。
1965年5月23日、ケルンのヘルマン ジルケル骨董品店購入、ケルンの博物館解体時に放出された品物とのメモがあります。*メモはスキャンした画像データとしてお渡しできますが、紙としては付属しません。