ウィンザーチェア

GWC155

西洋の家具のなかでもウィンザーチェアは好きで、形が装飾的でないものがより好ましいと思います。特に20世紀に入ってしまうと、余り作りのよいものがない印象です。背面(背もたれ)がスティック状になっていることから「スティックバックチェア」と呼びますが、轆轤で木を円く削ってから手作業で一本一本の先端を細くする作業など、手間のかかったものでもあります。手触りを確かめたり、腰かけてみたりしていると、それが古い習慣であるかのように馴染んで感じられて、どのような空間にも調和するのが魅力です。

後脚に一箇所、1cm程度の擦り傷が見られます。メンテナンスがされており、ぐらつきもなく、好い状態を保っています。

ウィンザーチェア( 英国 19世紀 )座面の幅 41 cm – 座面の高さ 43.5 cm – 背面の高さ 87.8 cm / 53,000円

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鉄鉢

GKST122

数学上の理論では線の美しさには等式が存在していて、最も美しい定理というものが今も探されているのだそうです。『比率が安定した美感を与える』という法則がおそらく自然に織り込まれていて、さまざまな物を目にする機会を得ても、美妙なバランスを保っていると感じられるものは思う程には見つかりません。長年蒐集に努めておられた目の利いたコレクターの方より、幸運にもお頒け頂くことができました。

托鉢用の金属器だと思いますが、薄作りで、このように線のきれいなものは初めて手にしました。球体状のフォルムのなかに影がすべっていて、緑青の淡緑色が一円に覆っています。僧が食物を受けるのに用いた丸い鉢を「鉄鉢」と呼称しますが、こちらは鉄ではなく、砂張のような合金かと思います。

花映りもよく、小振りな枝などよく似合います。

鉄鉢( 朝鮮高麗時代〜李朝時代 )外径 13 cm – 高さ 9.5 cm / 58,000円

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スリップウェア大皿 ( 深鉢 )

GSWO100

催事を終えると、木や鉄や石の道具のようなものはひと通りなくなってしまって陶器屋さんになる。古い硝子のものが少し残って、何とか陶器一辺倒にならずに済んだことにはほっとしていますが、また好い物を蒐めなければならないということもこれからの愉しみでもあります。

スリップウェアに関して知っている事はあまり多くはないのですが、アメリカに渡った移民が“レッドウェア”なる軟陶を作っていて、石炭オーブンの中でパイを焼くなど、今にも砕けてしまいそうで、形として残っていることが不思議に思われます。小品好みで、大きな物を扱うことは少ないのですが、赤褐色の古色や、煤で黒くなった縁、使い込まれて縁にできた古い欠けなどもバランスがよく、大胆で、しっかりと飾って様になるものはなかなかないように思います。

表側は目立ちませんが、焼成時の縁の欠けから通ったヒビを補修した痕、底部にも同様の補修が見られます。

GSWO101

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スリップウェア大皿 深鉢 ( アメリカ 19世紀 )外径 33.8 cm – 高さ 6.8 cm / 売約済み

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春の鎌倉古美術展

明日より二日間、春の鎌倉古美術展に参加します。

http://buddhismart.ec-net.jp/2017-kamakura-haru.html

一階のフランク・ロイド・ライト風に建築された洋間と、二階の畳敷きの部屋とがあって、鎌倉の奥まった土地で、長閑な時間を感じられる避暑地のようなところに会場はあります。混雑もありませんので、皆くつろいでいます。古美術の話ばかりでなく、雑談などできるのがこの催事のよいところで、無用な線引きは存在しません。玄関にはウェルカムシャンパンなども用意されている和みようです。鎌倉観光がてら、お立寄り下さい。

春の鎌倉古美術展
会場 : 西御門サローネ( 旧里見弴邸 )
会期 : 2017年5月6日(土)- 5月7日(日)11時 – 17時30分

http://www.nishimikado-salone.jp/index.html

lobby_window

floorguide

南方美術店

堅手茶碗

GRKC166

暖かい日が続くので読書をして過ごしていたら、小春も過ぎていよいよ夏だねなどという会話を聞く。暦の上では10月を小春というのだそうで、随分気の早い春だなと思うのですが、小夏はいつかしらと思って調べてみますと6月下旬から7月初旬とまさに小夏なので、日本語というのはつくづく難しいものだと思います。

高科書店というところから出版されているカフカの自選小品集は、活字の大きさ、用紙、版組みまで丁寧に整えられていて好きなものです。灰色表紙の一巻と、それに青や緑を少し加えたような色表紙の二冊を合わせた三冊が並びますと一層綺麗です。ヨーロッパの映画に色の付いた紙袋を風船代わりに遊んでいる子供たちを映した映画がありましたが、そんな空気の一端が感じられるように思います。

白磁と堅手の区別はなかなか曖昧な気がしていて、どこからを堅手と区別したものかまだ正直判らない気もしています。人気を博すものではないとしても、これくらい魅力的なものはないのではないかという思いがあって、素っ気ないなどと評されたら口も聞かないような入れ込みようです。実際に手にして頂けなくては魅力が伝わるとも思えないのですが、また、堅手としてはやや値の張るものとも思いますが、長く大切にしていただける良碗かと思います。

合箱が付属します。

GRKC164

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GRKC163

堅手茶碗 ( 李朝時代 )外径 15.2 cm – 高さ 7.5 cm / 78,000円

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営業時間変更のお知らせ

5月1日より営業時間を 13:00 – 19:00 に変更させて頂きます。

早いもので6月に入りますと5年目を迎えます。なかなかきっかけを見つけられずにいましたが、上記のように変更させていただきたいと思いますので、宜しくお願い致します。

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4月営業日のお知らせ

SAMP

4月14日から27日までの14日間、長期休業致します。

春の催事が東京・京都と続き、5月6日、7日には鎌倉にて春の鎌倉古美術展にも初参加致します。

催事に向けての仕入れもあり、なかなか商品紹介など出来ておりませんでしたが、良い品物が揃えられたと思います。ひと足先にご覧になりたいという方は、お早めにご来店頂けますようお願い致します。

他、営業日に関しましては営業カレンダーをご覧下さい。
(一部携帯電話等でご覧の方は、ページ一番下に表示される場合があります。)

皆さまのご来店をお待ちしております。

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青銅の分銅

GOW160

阿片の重さを量るために使われたオピウムウェイトと呼ばれる分銅です。鳥型は割合ありますが、これだけ出来の良い獅子の形のものは初めてです。近年は入手も難しくなりました。鉄ではなく、青銅を使った優れもので、雄勁な佇まいが目を惹きます。

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青銅の分銅( 19世紀 )幅 3.2 cm – 高さ 4.9 cm / 売約済み

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三嶋平茶碗

GMHC166

線彫りしたところに白土を埋めて象嵌にしたものを三嶋と呼びます。菓子器として用いるべきかと思う浅いものですが、平茶碗と書き付けられているように茶陶として古色を帯びるまで使い込まれることで、古陶ならではの魅力を呈しています。ちょうど和文の柔らかさと、漢文の強い力とを両手にそなえたような存在と云えばよいでしょうか。

御茶など点ててみますと、やや浅いとは感じるものの、点て慣れている方には難しくないように感じられます。水分を吸い込むと古色が漲るように発揮され、一段と深い表情を愉しむことができます。段々と樹が青くなって好い心持ちになって、夏向きの平茶碗をという時分になって美しい枇杷色の古陶です。

金繕いが口縁部に見られます。画像には掲載しておりませんが、表千家宗匠による書付箱が付属します。

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三嶋平茶碗( 李朝初期 )外径 17.3 cm – 高さ 4.9 cm / 価格はお問合わせ下さい

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安南青花鳥文壺

GASK130

朱印船貿易以前に作られた古手の安南染付で、鶉のように小さく丸まった壺に花鳥の染付が描かれています。

書画をルーツにもつ所以からか、絵筆による薄い青一色の染付にも技巧のみならず文化としての聲がきこえる様で、灰色の胎に薄い白化粧を施した肌に長閑さを感じていますと、何処からともなく春の訪れを迎えたような心持ちになります。

海底の泥の中にあったことで美しい釉調を保つことのできたもので、当時の中でも出来の良い名品に属するものであったのではないでしょうか。安南古陶に関心のなかった方にもこれならばと親しみを感じて頂ける物のように思っています。

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GASK134

安南草花鳥文小壺 ( 15 世紀頃 )外径 5 .5 cm – 高さ 5 cm / 売約済み

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