中国茶と云うのは、茶器をもつと手離せなくなるものだと思う。寒くなれば暖をとるのに役立つし、盆や匣に収めたものの中から一つ茶盃を択ぶと云うのも、道草を食うのと似て経巡る愉しみがある。シェフェールと云う人の話では、一つの音を終わりからリバースして聴くと、もとの音より七倍も長いように感じられる"時間上の歪み"なるものがあるそうで、茶器をいろいろ出し入れしながら、閑とした時間を過ごすのがこの頃の愉しみです。
週末に開催の骨董市に出店させて頂きます。茶器など身辺にあったもの、使っていたものなど中心に細かなものを択んで行きます。
11月6日(日)
大江戸骨董市
東京国際フォーラム 地上広場
9:00 – 16:00
古筆 ( 御売約済み )
江戸時代前期
紙本