春の簗田寺

東京郊外のお寺。閑かな庭と、宝篋印塔、《 図書室 》と掲げられた書院は十中八九が骨董関連の古書。

本堂の縁側にすわり思慮深いつもりになって脱自をよそおうと、お茶が飲みたくなる。古備前の陶板にのったどら焼きを想像する。

もぐらの通り道( 想像以上に土が大きく膨らむ )は今年も健在。名前を知らない山野草と竹の子をみつける。ホトトギスのさえずりに混じって山羊の啼き声を聴く。

本堂の静寂。閑という音。落ち着くような気詰まりするような場所。痒くなったふくらはぎを右足でこすったり、重心を動かしたり、手の平についた畳の跡をなつかしんだりして過ごす。

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南方美術店