李朝白磁壺(初期)

RSHKF140

晩夏の候に涼しげな白磁はまさに涼みであるのだけれど、不思議と今夏は染付や硝子、白磁といったものよりも、木や鉄をよく買って頂いた。その成り行きで留どまった白磁のひとつがこの李朝白磁で、幸いなるかな、幾度となく手にしている内に深く向き合うことが出来たような気がしています。

白磁を評するときに清冽という表現をよく目にするのですが、この李朝白磁はもう少し体温をもったもののようで、掌に収めていると次第に手の熱が磁肌に導わり、ほんのりとした温かみを帯びてきます。素文独特の素っ気なさが感じられないのは、おおらかな形ややや厚くかかった釉薬によるところもあるのでしょうが、この白磁の白は空白ではなくて、繭のようにあたたかなもので密に詰まったもののように感じられて、李朝白磁といえども、すべてに通じて在るものではないような気がしています。

蓋がなくなっていますが、目的に応じて漆蓋や木蓋など誂えると使い途もより多く得られそうです。

RSHKF142

RSHKF143

RSHKF144

李朝白磁壺(初期)口径 3 cm – 外径 7.5 cm – 高さ 4.5 cm / 売約済み

メールによるご注文こちらから
(別途送料(全国一律)600円/振込手数料がかかります。)

ヨーロッパ古道具骨董 アンティーク
『南方美術店』

世田谷・二子玉川駅より徒歩11分 / 用賀駅10分

世田谷美術館より徒歩15分