見立ての筆筒によい趣きの窯道具で、陶器のひっつきがないよう窯の中で用いたトチンと呼ばれる道具です。底のないものもあり、底があってこれだけ景色のよいものはありそうでないように思います。
筆筒(ひっとう)と聴くと、何か耳に聡い言葉を聴いたような、文人が文を綴り、詩を書く、その傍らで黙していたもの、高貴なものという想像が独りでに働き、形や、物の来歴の次第に心に訴える何事かがあるようで、どうも負けます。そういう僻見を除いても、物の魅力は充分です。
古瀬戸の窯道具(トチン)外径 7 cm – 高さ 11 cm / 売約済み
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